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アウラ研究報告 No.001

蔵書 アウラ研究報告

 ”アウラ”は日常の何気ない一瞬にも存在しています。私たちがそれに気づけないのは、単に注意が行き届かないだけなのです。もしあなたがアウラに気づいたとすれば、それはあなたの心がひどく傷ついた時や、とても穏やかである時でしょう。

 

 さて、先日私は京都を巡る旅に出ました。新幹線で新都から古都へと下る途中、空が冷たい雨を流していました。牛車であちこちを散策したのち、この国では誰もが修学旅行でゆくコースとなるならへと参りました。古古都、古古都と音を立てて進むうちに、多くの”アウラ”に出会うことができ、是非ともこの場にてご報告に預からせていただきたいと思うに至ったわけです。

 

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                                 研究 No.001     

 

 張りつめた空気。あなたがこの一枚の画像を目にした瞬間から、アウラはすでに失われつつあります。視覚野が受け取った情報は直ちに過去の刺激と比較され、それが何度も繰り返されることによって生じた『慣れ』が、アウラを消失させる原因となるのです。この言葉は、写真を見た時の「新鮮さ」に置換されるかもしれません。見られることで、鮮度が落ち滅んでゆくのです。

 

 

 

重要なことは、あなたがこの写真を目にした瞬間と、私がこの写真を撮った瞬間に感じたアウラが全く異質のものであるということなのです。